実際に僕が求められた2つの『戦術的ファウル』とは?
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皆さん、こんにちは。

今回は、前々回、僕の今シーズンの予選を振り返った記事で少し触れた、『戦術的ファウル』について書きたいと思います。

戦術的ファウルとは、何なのか?

ネットで調べると、「相手の攻撃を遅らせたり、ゴールを防ぐなどの目的で故意的に行われるファウルのこと」と書かれています。

日本ではスポーツマンシップに反しているなどの声を聞いたことがありますが、スペインでは、イエローカード1枚で相手の決定機を防ぐ事ができるのであれば、それは1つの戦術として捉えられます。

実際に僕が求められた2つの『戦術的ファウル』とは?

ここからは僕のスペインでの経験を基に書いていきます。今シーズン、僕個人やチーム全体で監督に要求された戦術的ファウルは2つあります。

1つ目は、自分のポジションを離れてプレスに行くときには必ずファウルで止めることです。

これは敵陣で行うことが理想的です。なぜなら、自陣のゴール付近では、警告が厳しくなり、最悪の場合、決定機阻止とみなされ、退場処分の恐れがあります。

僕がプレーしているセンターバックでは、敵陣でカウンターの芽を潰すことが求められます。カウンターの起点になるような選手にボールが入る時はポジションを飛び出し、意図的にファウルし、陣形を整える時間を稼がなければなりません。そこでもしターンされたり、展開されたりしてしまうと、相手に大きなスペースを与えることになるので、失点するリスクが高まってしまいます。なので、相手陣地ではファウルしてでも相手の攻撃を遅らせることが重要です。

2つ目は、ボールを奪われた直後にカウンターを喰う場面です。

この際に確認しなければいけないことは数的状況です。自チームが数的優位であれば、ファウルで止める事は必要ないかもしれません。ですが、明らかにボールを奪った選手がドリブルで前進することで失点のリスクが高まる場合は、早い段階でファウルで止めておくことが求められます。1つの例として、ロシアW杯のベルギー戦の最後の失点した場面です。もちろん、デブルイネ選手の圧巻のスピードと技術もありますが、山口選手がファウルで止めるべきだった、などの声が試合後多くありました。

W杯という緊迫したゲームの中、最後のあの場面で咄嗟に判断する事はとても難しいと思います。ですが、守備をする上で時間帯・プレーしているエリア・スコアは常に考えておくべきだと思います。

「前半の序盤・後半の終盤」、「相手陣地・自陣地」、「勝っているか・負けているか」で決断すべき判断は変わってきます。なので、常にそれらを頭に入れておきながら、もしボールを奪われたらファウルで止めにいかなければならないのか、否か、を準備しておくことが大切だと思います。スペインでは当たり前に行われていることです。日本でもこのような戦術を理解する事が、日本サッカーのレベルを上げる方法の1つだと僕は思います。

〜最後に〜

最後に、戦術的ファウルはこれからもっと多くの人が学んでいくべき事だと思いますが、だからと言って、故意にファウルして怪我をさせることは決してあってはなりません。サッカーというスポーツにおいて怪我は付き物ですが、それを故意に行うことは絶対にダメです。そこを履き違えてはいけないと思いますし、指導者もそこの違いはしっかり指導する必要があると思います。

以上が僕が今、監督に求められている戦術的ファウルについてです。今週から始まる決勝トーナメントに向けて僕自身も、常に意識しながら勝ちにこだわって戦いたいと思います。

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