スペインの指導者学校に通った理由。
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皆さんこんにちは。西田です。

今回は私がバルセロナで通っていたサッカー指導者学校についての記事になってますので、是非最後まで読んでみてください!

また、前回は復帰戦いきなりのゴールと、新10番として最高の復帰を遂げたアンス・ファティについて書きましたので、まだ読んでいない方はそちらもチェックしてみて下さい↓

指導者学校に通った理由

まず私がスペインへ留学した理由は二つあります。一つ目はスペインのサッカーを実際の現場に立ち自分の肌で感じること。そして二つ目はスペインのサッカー指導者学校に通い、スペインはどのようにしてサッカー指導者を育成しているのか、そして、その授業はどのように行われ、どのような内容なのかを知ることでした。

一つ目は先日書かせてもらった記事にもある通り、F.F Badalonaというチームでで第二監督や、チームサポートとして関わらせてもらったことで素晴らしい経験をさせてもらうことができました。

そして二つ目の留学目的を達成するために私は、バルセロナ市内にあるCENAFEと呼ばれるサッカー指導者養成学校を選択しました。もちろん、教えている教授や授業内容などを事前に知ることが出来ればさらに良かったのですが、自分の語学学校の終了時期とCENAFEの開講時期が偶然にもあっていたこと、帰国までの予算等を考慮した結果、この学校がベストだと思ったので選ばせて頂きました。

では、なぜ私がわざわざスペインにまで来て、スペイン国内のみでしか有効ではないスペインサッカー指導者ライセンスのレベル1と2を受講したのかと言いますと、初めに書いた理由にもある通り、スペインのサッカー指導者育成の内容を学びたいという強烈な興味と、スペインのサッカー指導者育成の内容を自分にインプットして、成長したいという気持ちがあったからです。もちろん、そのきっかけにもなったのは日本でサッカーコーチをしていた頃に、スペインから学んで帰ってきたコーチの指導や考え方に衝撃を受けたことにもありました。

授業内容と様子

では、ここからは私が実際にCENAFEに通った時の様子を書いていきたいと思います。

まず先に言っておかなければならないことは、CENAFEで行われた授業はコロナウイルスの影響により例年通りの授業形態ではなかったということです。2020年の10月末から始まったレベル1のコースはオンライン形式、2021年2月から始まったレベル2は対面形式という形でカリキュラムは進められました。また、この年に受講した日本人は私のみで、ほとんどが地元のスペイン人で、私以外の外国人はウルグアイ人の一人のみでした。

そして肝心の授業内容ですが、CENAFEでは以下のような科目を取り扱っていました。

・機能解剖学 ・サッカールール ・サッカー方法論 ・スポーツ心理学 ・スポーツ社会学 
・サッカー戦術論 ・サッカー技術論 ・英語 ・チームマネジメント論 ・発育発達論 
・スポーツ医学、応急処置 ・スポーツトレーニング論 ・戦術的分析 ・フィジカルトレーニング論 など

またこれらの授業は一人の講師によるものではなく、3人の教授によって行われました。

皆さんは、この行われた授業科目を見てどのように感じたでしょうか?

実際に受講して感じたこと

レベル1、レベル2と約半年間かけて授業を行ってきましたが、私が念願だったスペインでの指導者学校での授業を受け、一番に思ったことは、指導者を養成するのに取扱う科目が日本の指導者養成会の授業内容に比べ幅が広く、深いということです。
今現在の日本の指導者養成のカリキュラムがどうなっているのかは分かりませんが、2016年にC級ライセンスを受講した当時と比べると少なくともそのように感じました。

では、なぜスペインでは、一見フィジカルトレーナーやメディカルに求められそうな科目でも指導者育成内容の中に組み込まれているのでしょうか?それはあくまで私個人の意見ですが

“サッカー指導者といえど、このような内容も子供やサッカー選手に教える立場にある人だったら、基本的な知識を持って、しっかりと教えられるようにしておかないといないといけないよね?”

ということを前提置いているからではないかと思うからです。
実際にサッカーは怪我が付き物のスポーツですし、夏でもシーズン中である日本では熱中症などの気候面のことなどサッカー以外にも多くのことを指導者は考慮しなければなりません。また、ただサッカーを教える事が出来ても、選手といい関係を築く事が出来ない、選手の身体的・精神的なことをしっかりとマネジメント出来ないという指導者では良い指導者とは言えませんし、サッカーのことだけを考え、他のことは疎かにするようなこともしてはいけません。

最近では世界のトップで戦うようなチームではスタッフの仕事を細分化し、それぞれの分野のスペシャリストを揃えるチームが増えていますが、それはあくまでもそれだけのスタッフを雇えるようなお金を持っている大きなクラブに限っての話です。誰でも指導者キャリアを始める頃や、あまり大きくはないクラブでは、多くのことを自分一人で行わなければいけません。
そして、おそらく今では世界のトップで活躍する監督でも、サッカーに関する幅広い知識は当たり前のように持っていますし、全員がきちんとこのよな内容を学ぶ事ができる指導者学校に通い、勉強してきた当初があるからこその今があるのだと思います。

サッカーの戦術やチームマネジメントなどを楽しみにしていた私でしたが、改めてただサッカーが教えられる人であってはいけない。そのようなことを気付かせてもらいました。

もちろん楽しみにしていた戦術等の授業を始め、監督としてのマネジメント、練習方法論などサッカー指導者には必須となる授業も大変興味深い内容で、このような授業はやはり他の生徒も気合が入って受講している様子でした。気になったことがあればバンバン教授に質問し、そのやりとりに途中から他の生徒も割り込んできて、気づけばほぼ全員が意見をぶつけ合う大論争にまで発展するなんてことは日常茶飯事でした。「自分が見ているチームではこうだ。」「自分はこのように思う。」「でもこういう意見もあるがどうだ?」など、さすがはスペイン人だと感じぜざるを得ないほどの積極性でしたし、サッカーの話になると絶対的に熱くなってしまうスペイン人の性を感じる事ができました。
参加していた私も教授以外にも多くの生徒の話や考えを聞く事が出来たので毎回刺激ある授業だったのを覚えていますし、受講している全員が受け身ではなく、主体的に学びたいという意欲を持って臨んでいたのは非常に良い事だと思いました。

まとめ

今回は私がスペインへ留学し、目的の一つであった指導者学校での授業について書きてきました。

サッカー指導者になるために、まず指導者として持っていなければいけない部分、そしてサッカーに関する幅広く、深い部分など、スペインでは何年も前から、指導者育成プログラムとしてのカリキュラムがしっかりと体系化されています。
日本の何倍もあるチーム、選手、リーグ戦など、ここまでスペインがサッカー強豪国として成長し、巨大なサッカー環境を確立する事が出来た裏には、きちんと体系化された指導者育成プログラムの元、多くの良い指導者を毎年輩出し続けてきたという事が一役買っていることは紛れもない事実です。
このような実績があるからこそ、各国からのスペインでサッカーを学びたいという人が後を立たないのではないでしょうか?

今、実際にスペインでサッカーを学んでみたいと思っている方、是非一度現地に赴き、自分の肌で感じてみてください。そのくらい多くの価値のある事を学ぶことができますし、よりサッカーというスポーツの面白さを知れる国だと思っています!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!

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