新戦力ルーク・デ・ヨングのパフォーマンス考察【バイエルン戦】
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2021年9月14日に行われたUEFAチャンピオンズリーググループE第一節バルセロナVSバイエルン、

もう結果を知っている方は多いと思いますが、ホームで0−3の敗戦というバルセロナにとってはダメージの大きい敗戦となってしまいました。

その中でも今回は、2021年9月1日にセビージャFCからレンタルでバルセロナに加入したルーク・デ・ヨングにフォーカスを当てた考察をしてみたいと思います。

前回は、このような内容について書いたので、是非そちらもご覧ください。

 

既に多くのスポーツ記事や記者によって、この試合のレビューなどは多く出ているため、ここではあえて一人の選手のその試合におけるパフォーマンスについて私個人の思ったことなどを書いてみようと思います。

クーマンがこの試合で彼に求めたこと

 バルセロナの監督であるクーマンが、このバイエルン戦へ向けて準備してきたシステムとメンバーは以下の通りです。

※引用元:https://www.goal.com/jp

 

 バルサの伝統である1-4-3-3のシステムではなく、1-3-5-2でシステムを組み、2トップには新加入同士のデパイルーク・デ・ヨングが顔を並べました。
まず驚いたのは、クーマンがルーク・デ・ヨングを加入後一試合目の公式戦、しかもバイエルンとのCLという大事な試合でいきなりスタメン起用したことです。おそらくクーマンは、オランダ代表監督時代から関係の長さと、ルーク・デ・ヨングの特徴を熟知していたことから、そのままバイエルンとの試合にスタメン起用したという、彼への信頼と期待がある事が推測できます。

クーマン自身は彼の獲得に対しを以下のように語っていました。

「ルークは我々が抱える選手たちとは違ったタイプのアタッカーだ。すべてのクラブにこのクラスのFWがいるべきだと思うよ」

「昨年から、すでに私は彼のことについてクラブに伝えていた。その時にいたFWたちと彼を入れ替えたかったんだ。試合の流れがルークのようなタイプの選手を求めていれば、彼を出場させるだろうね」

 

また、ルーク・デ・ヨング自身もバルセロナの選手としてデビューするにあたり自身について以下のように語っていました。

「僕は背が高くて、ヘディングが得意だ。以前にも話したことが、僕は典型的なバルサの選手とは違うスキルを持っている。クーマン監督は背が高くて頭の回転が早い選手が必要なとき、最後の数分でも僕を起用できるんだ。」

これらのことから、クーマンはこの試合で彼に、2トップでコンビを組んだデパイが中盤と最終ラインの中間に落ちたり、得左サイドの方へ流れてボールを受け、ドリブルを仕掛けるなどのプレーを得意としていることから、ルークデヨングには身長の高さ、フィジカルの強さを生かし、2CBの間や背後でどっしり構え、縦パスが入った時に味方のサポートが入るまで納め、前線で起点を作る役割などを求めていたように見受けられました。それが彼の強みであるし、ペナルティエリア内でもサイドからのセンタリングなどに合わせることを得意としたプレーヤーであると感じています。

個人的に気になったシーン

さて、ここからは、そのような理由でスタメン起用されたルーク・デ・ヨングのこの試合でのパフォーマンスを見て、個人的に気になった2つシーンを述べていきたいと思います。

①バイエルンの最終ラインに対するプレッシングの甘さ

これは90分通して感じたことでした。バルセロナは、バイエルンの最終ラインからのビルドアップに対して有効なプッレッシングが出来ておらず、パスを通されたくない選手や、中間へ落ちてきた優先順位の高い選手へ何度も縦パスを通されてしまっていました。

ルーク・デ・ヨング自身も、チームとしてではなく、経験からくる自分の判断でプレッシングへ行ってしまっているように見え、その中でも特に気になったのは前半14分のシーンです。↓

このシーンでは、デ・ヨングが前へ出てプレッシャーに言っていた分、ピボーテであったもブスケッツも連動して、パスを受けに落ちてきたサネに対しアプローチに行くべきだったとは思いますが、それ以前に、もしルーク・デ・ヨングが自分のマークであるCBを見つつ、背後へパスと通させないように、後ろのパスコースを消しながら、内側へ絞ることが出来ていれば、この縦パスは防げたのではないかと感じています。

スペインのサッカーでは、ボール保持者へプレッシャーをかけるときは背後のパスコースを認知して、そのパスコースを切りながらアプローチに行くこと、そして、中への縦パスを防ぐために内側へ絞ることが原則としてあります。

②スプリント力や反応の速さに対する問題

二つ目は、ルーク・デ・ヨング自身のスプリントや反応に対するスピードが少しこの試合では気になったということです。
何度かスペースへ出されたボールに対して、相手DFに先に触られてしまったり、アイジリティ能力、反応スピードなどで、それらを得意とするFWに比べるとやや劣るものがあると感じました。
もちろん彼の長所はそこではないと思いますし、自分の得意な部分で得点を量産してきたからこそこれまでの活躍があると思っています。
その為、彼の長所を活かすパスや、プレーがチームメイトにも必要になってくるわけで、今後試合を重ねていくごとにそういった所の関係性であったり、お互いの意図があったプレーが出来るようにしていくべきだと考えられます。

まとめ

今回は今まで挙げてきた記事とは少しテイストの変えた記事を書いてみました。

試合全体を見て思ったことは、今後メッシの去ったバルセロナが、新加入してきた選手と今後どのような化学反応を生み、どのような形で強いバルセロナを維持していくのかをしっかりと体現していく必要があるということです。おそらくこのままでは、今回の試合のように「まだ選手たちの関係性が整っていないから」とか「メッシがいなくなったから」とかの言い訳無しに同じような敗戦が続いてしまう可能性があります。
そのためには、まだまだ選手間の関係性を深める必要がありますし、これからの1試合1試合が大変重要になってくるはずです。

新加入した選手の他にも、最近カンテラから上がって来た若い選手など、多くの優秀な選手がバルセロナには揃っています。
そして、UEFAチャンピオンズリーグはまだ始まったばかりですし、バイエルンにリベンジする機会は残っています。なので、これからのラ・リーガやカップ戦も含めて、バルセロナがどのように修正していき、どのようなサッカーを私たちに見せてくれるのかを楽しみに、今後も注目していきたいと思います!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また次回の記事でお会いしましょう!

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