FCバルセロナの育成組織から分かるクラブの価値
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皆さんこんにちは。西田です。

今回は私がバルセロナで留学していた際に観戦したFCバルセロナのJuvenilA(ユース年代におけるトップリーグであるDIVISIÓ HONOR Juvenilに所属)の試合で感じたものについての記事になっています。

前回はこのような内容の記事になってますので、是非こちらもチェックしてみて下さい!

 

観戦して

試合内容

私が観戦した試合はJuvenil年代で競い合うカップ戦の準決勝で、対戦相手はトップチームが同じラ・リーガに所属するレバンテUDのJuvenilとの試合でした。

結果は2-1と、先制されるも、延長戦のうえ逆転ゴール決め、辛くも勝ちをものにしたバルセロナでしたが、試合内容、一人一人の選手のレベルはやはり相当なもので、一つ一つのプレーの精度・質そして、FCバルセロナが長年培ってきたアイデンティティをしっかりとピッチで体現しており、このような育成年代からしっかりとFCバルセロナのサッカーを教わることができるカンテラで育った選手が、これからのFCバルセロナを支えていくんだなと実感できる試合でした。

気づいたこと

もちろんこの試合では、彼らの選手としてのレベルの高さを十分に感じることができましたが、私はそれ以上に彼らを見て気づいたことがありました。それは、彼らの意識の高さです。

そのように感じたのはまず試合前のウォーミングアップからでした。トップチーム顔負けの多くのコーチ、スタッフに支えられ行われるアップでの雰囲気はそれこそ育成年代とは思えないほどの集中力でした。それは試合が始まってからも同じで、ベンチメンバーが試合途中から脇でアップしている時もフィジカルコーチによってやらされているのではなく、自らいつ試合に出ても良いように、そして出たら良いパフォーマンスが発揮できるようにと、緩い雰囲気など一切なく積極的に行っていたのです。

私が留学中に関わらせてもらったF.F BADALONAでは、彼らと同じ年代のチームも見ていたのですが、彼らの取り組む姿勢とBADALONAの選手たちの普段の練習や試合、アップなどの取り組む姿勢には大きな差があると感じました。

この差は言うまでもなく選手個人の意識の高さの違いです。

意識の高さを産む要因とは?

ではこの意識を高める要因は何なのでしょうか?

私はそれには所属するクラブのレベル、価値が大きく関係しているのではないかと感じています。

FCバルセロナというクラブはご存知の通り世界有数の超ビッククラブです。スペインだけでなく各国で、いつかFCバルセロナでプレーすることを目標に日々練習している選手が多く存在していますし、各国から選りすぐりのエリートたちが集まってくるクラブです。そしてそれはトップチームデビューの最も近道であるFCバルセロナ直属の下部組織であるカンテラにおいても同じです。
そしてエリート選手とは決して自分の実力に驕らず直向きに向上心を持ってサッカーに取り組める選手だと思っています。

その為、カンテラにはもともとそのような意識が高く、向上心を持ったエリート選手が集まってくるのですが、元を辿ればFCバルセロナが長い歴史の中で数々の輝かしい成績やスーパースターを輩出し、世界のビッククラブとなったことで、そこに入りたいと多くの選手が、FCバルセロナが求める実力をつけるために意識高く、向上心を持ってサッカーに取り組みようになり、FCバルセロナからスカウトされることで、エリートがカンテラに集まるという流れを作ったのです。
つまり、FCバルセロナのクラブとしての価値がそのような選手の生んでいると言っても過言ではありません。

しかし、念願の想いで入ったカンテラでも、そこから試合に多く出場して、活躍することでトップチームデビューを達成することができる選手は残念ながら全員ではありません。
つまり、毎日がチームメイトとの戦いであり、そのような厳しい環境、周りが全員エリートという環境であれば、普段からサッカーへの取り組む姿勢が高くなることは当然です。なぜなら、そうしないと試合に出場できない可能性があるクラブだからです。

実際にこの試合でも、コロナ感染者が減少してきたことにより、有観客での試合でしたので、ピッチでプレーしている選手はいつも以上に気合が入っていましたし、出場時間内でいかにチームの勝利に貢献し、活躍できるかを競い合っているかのように選手全員が目をギラギラさせてプレーしていました。

 

まとめ

私がバルセロナへ留学していた時期はコロナウイルスの影響が大きかった時期でもあったため、所属していたチーム以外のリーグ戦や試合を観戦することがなかなか難しく多くの試合を観戦することはできませんでしたが、そんな中でもこの試合を観戦することができた事は本当に良かったと感じています。
改めてFCバルセロナがいかに世界から注目を集めているクラブであるか、そしてその価値の高さが与える影響は育成組織に所属する選手にまで届くということに気づくことができました。

つまり今回この記事で言いたい事は、この部分は選手のサッカーに意識高く取り組む理由でもあり、モチベーションの部分であるという事です。

しかし、よく日本のスポーツ現場では意識が低く、モチベーションがない選手に対して、「それは自分自身のせいだ」と咎めるケースが多いように感じます。ですが、その原因はその所属チームの状態や指導者の指導方法、マネジメントなどに原因がある可能性もあるのです。
前回の記事でも書きましたが、選手が指導者にやらされて行う練習と、選手自らがモチベーション高く行う練習では、効率・習得度が全く異なります。

もちろん日本でFCバルセロナと同等の価値を生み出すことは難しいかもしれません。しかし、選手がどうしたらモチベーションを上げて、意識高くサッカーに取り組めるのかを私たち指導者は模索することができますし、普段の練習やマネジメントからそうできるように心がけるべきなのではないでしょうか?
「サッカーがもっと上手くなりたい。」「もっと強いチームでサッカーがしたい。」「いつかFCバルセロナでプレーがしたい。」など選手が大きな夢を抱き、それに向かうために向上心を持ってサッカーに取り組めるかどうかは選手自身の意識がけもありますが、私たち指導者が、選手をそのように持っていけるようなチーム環境づくりや指導方法などもそれには大きく関わっていることを忘れないようにしたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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